尾山台の家
タイルの壁を研削・研磨加工

Message
世田谷の個人邸である。
建築家からのお題は、「風化した壁面」。長い年月を経た壁面が、以前から建物が存在していたかのような雰囲気を違和感なく表現しなければならない。タイルとかレンガとか石とか、ひとつひとつの個々の素材感が露出せず、壁として先に存在を感じ取ってもらうような壁だ。
以前から、文京区の「森鴎外記念館」の外壁の表現を研究していたこともあって、(仕事と言うか趣味と言うかとても興味があった。)貼ったレンガを研磨すると言うお話をいただいた時には、鳥肌がたつ感があった。せっ器タイルをどのように焼いて、どのように研磨し、どのよう目地があいまって建築家の奥底に存在する納得感が得られるものなのか、多々比較検討の実験をすることから始まった。続きは、また。
石井秀樹建築設計事務所「尾山台の家」
Outline
- 名称
- 尾山台の家
- 所在地
- 東京都世田谷区
- 設計
- 石井秀樹建築設計事務所
- 施工
- 株式会社アーキッシュギャラリー
- 竣工
- 平成30年2月
- 使用タイル
- TLCアソシエイツ社製:40x300x20mm粗面+部分化粧土塗布酸化還元焼成特注品/破れ目地/チューブ詰め工法ブリック目地+現地デザイン研削、研磨+塗目地仕上げ/一部弾性目地使用
- タイル施工
- TLCアソシエイツ
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