神宮前546ビル
ベルギーの煉瓦をヒントに

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神宮前の商業ビルである。外壁のお題は、『ホフマン焼きのベルギーレンガ』。形状やおなまレンガのザックリとした質感を復元するわけでもなく、国産にありがちな色彩にとらわれないように海外作品のイメージを利用してみました。工場の経験度を自由に引き出す為にも今回のお題から自由に試作してもらいました。プロデュースする立場としては、焼いてみないとわからなういところまで入り込んで「ものづくり」したいものですが、工房としては、再現性のむずかしさとの狭間でついつい縮こまってしまうものなのです。建築家との打ち合わせにおいても、色彩の系統では話進められても、魅力ある新色のイメージを創り出す場合に既存のデータや過去の試作品ばかりでは発見も少なくなりがちです。今回は、ベルギー煉瓦の特徴(色の変化)に「こんなことも可能ですよ。」と担当者からも発信してもらったので、より選択の幅が拡がる結果になった事は大変うれしいことです。
Outline
- 名称
- 神宮前546ビル
- 所在地
- 東京都渋谷区神宮前
- 設計
- 石川設計工房
- 施工
- サンユー建設
- 使用タイル
- 二丁掛粗面
- タイル施工
- TLCアソシエイツ
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