会津中央病院がん治療センター

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East Center、エントランス整備工事に引き続き、今回の癌治療センターにも同色の特注レンガタイルをご採用いただきました。コンクリート打ち放し面と違って、焼き物の煉瓦を使用することによって暗くなりがちな壁面に、晴天時はブルーグレーの発光を醸し出します。病院全体の統一したカラー計画が、いっそう安定した環境を作り出し、総合病院の風格が存在しています。
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会津中央病院 がん治療センター(概略)
会津中央病院がん治療センターは、福島県会津若松市に位置する地域がん診療連携拠点の中核施設として、がん患者に対し高度で総合的ながん治療を提供する専門センターです。2022年に新設され、地域住民が安心して最先端の医療を受けられる体制を整えています。
センターでは、手術療法・化学療法・放射線治療・緩和ケアをはじめ、がん検診、がん相談支援、アピアランスケア(外見ケア)等を一つの施設で提供する集学的治療体制を実現しています。これにより、患者は治療の必要な時期に必要なサービスを同じ場所で受けることができ、身体的・精神的な負担の軽減とQOL(生活の質)の向上にも寄与しています。
また、福島県立医科大学との連携により大学病院レベルの医療を提供する体制が整えられ、先進的な放射線治療機器(リニアック)の更新などによって治療精度と安全性の向上にも力を入れています。
センター所長である柴田昌彦医師は、患者と家族の心身に寄り添い、最良の治療とサポートを提供することを理念に掲げています。患者が進行がんや再発に直面する場合でも、幅広い治療オプションと緩和ケアをシームレスに受けられる環境づくりを進めています。
設計者紹介 : 建築家・羽深隆雄(栴工房設計事務所)
がん治療センターの建築設計を担当したのは、羽深隆雄(はぶか たかお)氏率いる栴工房設計事務所です。本プロジェクトは、会津中央病院の医療機能を強化する新たな医療インフラとして、2022年7月に竣工しました。
がん治療センターにおいても、患者が治療に臨む際の不安を和らげ、穏やかで清潔感ある空間体験を提供することを設計のテーマとしました。外観には自然素材の質感を生かしたディテールが採用され、施設全体として“治療と回復を支える場”としての存在感と安定感を備えています。
この設計は、単に機能を満たすだけでなく、患者と医療スタッフの双方にとって快適な環境を創出するという視点が随所に反映された建築作品です。建築が医療行為を支える環境として果たす役割を深く理解し、細部にまで配慮された空間設計は、会津中央病院の医療提供力の向上に寄与しています。
Outline
- 名称
- 会津中央病院がん治療センター
- 所在地
- 福島県会津若松市
- 設計
- 羽深隆雄・栴工房設計事務所
- 施工
- 大成建設
- 竣工
- 2022年7月
- 使用タイル
- FB-7589-2 60x225x20mm 荒粗面(ワイヤーカット)二丁掛
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