神宮前546ビル
赤みにふって、全体濃度をあげる。

Message
炻器質の酸化・還元焼成で構成する発色は、各々のピースの集合体なって初めて全体の色がつかめるようになる。パソコンのペンタブで簡単にいらない色を消し込んで全体を変化させたいところだが、そうは行かない。全体的に、鉄分の微調整をしてもらって、濃度を上に引っ張りあげなけてはいけない。あくまで、参考の海外煉瓦の色を脳裏にイメージしながら考え込むが、そのものが欲しいわけでもなく難儀なものだ。昼間の還元焼成の肉眼色と日が落ちていくだけでもうすでに変化されて以前のイメージは消し去られている。焼き上がりから(見本)また判断したい。
Outline
- 名称
- 神宮前546ビル
- 所在地
- 東京都渋谷区神宮前
- 設計
- 石川設計工房
- 使用タイル
- 二丁掛粗面
- タイル施工
- TLCアソシエイツ