炻器質レンガタイル 研磨・研削プロジェクト3
炻器質タイルの表面をディスクグラインダーで削る効果

Message
チャレンジ第三弾。
炻器質タイルの表面を削る意匠の機会をいただきました。
脳裏にイメージされる、タイルの表情を悦脱して本来の素材感から新たに生まれだす効果を狙っています。
都内高級マンションのリニューアルプランとしてリビング壁に採用されました。
一般的な個人邸では、得られない壁面のワイドなスケール感に、スレンダーな40ボーダーが面として織り込まれています。
今回の原料の土・シャモットの特徴と表面を化粧土で加工してある二層となる面状の削り具合、そして濃淡混合の表情からくる削ったあとの斑の奥行き感など、様子をみながら削り具合を決めていきます。
削ってもつまらない表情であったり、しっくりといかない土の種類が多々あるのです。
数点検討して削ったなかで、このグレードならいけると判断した中で選択していただきました。
洗浄した後の暗い照明のなかの画像ですが、部分的に洗浄後乾燥していない部分もありますが、施工経過のレポートとして記録しました。
毎回思うところですが、サンダーを手に壁に向かう研磨作業の体力は相当なものです。
ホコリと暑さとの闘いでもあります。
内装着手前の作業協力いただきましたので、大変たすかりました。
atelier etsuko ウェブサイト
Outline
- 名称
- マンションリニューアル
- 所在地
- 東京都港区
- 設計
- 株式会社アトリエエツコ一級建築士事務所
- 施工
- 株式会社クラフト
- 竣工
- 2019年 年内竣工予定
- 使用タイル
- 40×240×15mm 炻器質40ボーダータイル
- 施工図(タイル)
- 破れ目地(乱張り)縦横6~8mm目地、砂目地仕様
- タイル施工
- TLCアソシエイツ
Gallery

before

before近景