炻器質タイルの制作手順
以下のプロセスで進めて行きます。
(1)外装タイル基本構想
- 建築全体の設計の中で、なにをタイルで表現したいのか、イメージを膨らませて構想を練る。
- どのような空間を表現したいのか明確化し、心のイメージをスケッチしたり、具体的な写真や実際の参考施工事例を探す。
- 制作
(2)外装タイル基本設計第一段階
- 構想したイメージを表現、実現するにはどのような手段があるのか検討し、それに相当する具体例を持ち出し、対比させ素材を絞り込む。
- 特注のポイントを明確化させるうえでの割付・色彩の検討も同時に進めていく。
- 工場の手持ちサンプルを使って具体的な検討に入る。
- サイズの手持ちがない場合はカット見本を作成し対応いたします。
(3)外装タイル基本設計第二段階
- 具体的実物及び仮サンプルを使用しながら、実際の仕上がりとイメージした想像のずれがないかどうか詰めを行う。
- 建築全体での納まりに、イメージの形状・面状が適当か検討する。
- ある程度の大きさ600*900程度のベニヤ張り見本でためし張りを行う。
- この時に目地寸法、張り方、パターンも検討する。
- タイル材料及び施工費の具体的検討・見積
(4)実施設計
- 他の関係する建材とのバランスの中で、面状や形状の効果を具体的に確認し詰めを行う。
- タイルの具体的割付、部分の納まりのディティールの確認、役物のチェック。
- 施工上の問題点・メンテナンスの点からも検討する。
(5)レンガタイル制作
- 制作上の特質・納期・施工関係者との十分な意思疎通のなかであらゆる疑問・問題点を関係者全員の十分な把握によって疑問・不安を解決する
- 状況によってオーナー・設計責任者の工場制作状況を確認し事前に検討する。