カタログでは解決できない、複雑な「焼き物」という特注品の世界
意匠で選んだ瞬間から、レンガタイルは「問題」になる
レンガタイルを選ぶ理由は、合理性でも、コストでもありません。
多くの場合、「どうしても、この表情が欲しい」ただそれだけです。
だからこそ、この素材は厄介です。
焼き物である以上、均質ではなく、管理された工業製品の顔はしていません。
図面上で成立していても、現場で同じ景色が立ち上がる保証はありません。
それでもアトリエ系の設計者は、あえてこの素材を選びます。
理由を説明できなくても、「これでなければならない」と感じているからです。
設計者の感覚は、現場では通用しない
設計の段階で抱いているイメージは、施工現場にとっては、ほとんど共有されません。
色幅、寸法誤差、反り、吸水、割れ。
それらは「注意事項」として片付けられ、実際にどう扱うかは、現場任せになります。
結果、起きるのはよくある光景です。
・ 仕上がりが想像と違う
・ 現場で不満が噴き出す
・ 工場は無理を強いられる
誰も間違っていないのに、誰も納得しないまま完成する。
これは、設計の失敗ではありません。
素材の扱い方が、設計プロセスに組み込まれていないただそれだけです。
焼き物は、設計者の横に立たなければ使えない
レンガタイルは、仕様書やカタログの中では語りきれません。
だから本来、設計者の思考のすぐ横で、「それはできる」「それは危うい」と
即座に言葉にできる存在が必要です。
TLCアソシエイツは、意匠を否定しません。代替案も安易には出しません。
ただ、その意匠が現場に出たとき、どこで歪みが生じるかを、先に言語化する役割を担っています。
相談は、図面が固まる前が一番いい
レンガタイルに関して言えば、詳細図が描き込まれてからの相談は、ほとんどが「調整」になります。本当に価値があるのは、まだ曖昧で、自分でも言葉にしきれていない段階での対話です。
・ なぜ、その表情を選んだのか
・ どこまで許容できるのか
・ 何を犠牲にしたくないのか
そうした話を共有できれば、素材は「敵」ではなくなります。
アトリエ系設計者のための案内役として
私たちは、レンガタイルを勧めるために存在していません。
使わない判断を尊重することもあります。それでも使うと決めたとき、その覚悟が、現場と工場に正しく伝わるよう、設計者の横に立ち続けます。
電話でも、メールでも、近郊であれば直接伺います。遠方の場合はオンラインで対応しています。レンガタイルを「選んだことを後悔しない素材」にするために。TLCアソシエイツは、アトリエ系設計者の思考に並走します。
「やきもの」を通しての建築談議からはじめましょう!
私たちが必要とされる場面は、施主様からレンガタイルを求められたとき、あるいは、設計事務所のプロジェクトコンセプトが「れんが・レンガタイル」に定まった、その瞬間です。
多くの場合、所長や担当者の記憶にある人脈を辿ったり、手探りで情報を集め始めたりするところから検討は始まります。もしそのタイミングで、まだ整理しきれていない疑問や不安を私たちが早い段階で共有できたなら、設計に要する時間も、迷いの量も、大きく減らすことができます。一社や一製品に偏らない視点で、業界内に蓄積された事例や判断材料を整理し、設計の前提条件として提示できるからです。
一番情報が必要なのは、まだ話が「具体化していない段階」です。私たちとまだ面識がない。何をどこまで相談していいか分からない。「まだ計画案の途中だから」と連絡をためらってしまう。それが自然な反応であることは理解しています。ただ、実感としてはっきり言えるのは、その段階こそが、最も情報が必要な瞬間だということです。話が固まり始めてからでは、多くは「調整」しか残りません。選択肢が一番多いのは、まだ曖昧さが残っているときです。
私たちが扱うレンガタイルは、あらかじめ用意された試作品や過去のサンプルで、完成品ではありません。面談や対話によるヒアリングなしには成り立たず、信頼関係なしには『かたち』にならない仕事です。言い換えれば、どこかで考え方や方向性が共有できなければ、仕事として成立しない分野でもあります。だからこそ、「当社が信頼できるかメーカーなのか」を確かめるための対話を、できるだけ早い段階で行っていただければと考えています。
意匠に最も深く関わるレンガタイルは、建築の中でも特に意匠への影響が大きく、完成した瞬間に『かたち』として強く残る素材です。だから私たちは、机上のやり取りだけでなく、できる限り顔を合わせ、同じ目線で現状の解決策を探したいと思っています。
建築に携わる一員として、喜びや感動を共有できる仕事をしたい。それが、私たちTLCアソシエイツの考える「焼き物屋」の立ち位置です。
皆様に探されていると感じるからこそ、今の時代にいつも夢をもって仕事ができる
近年、施主様自らが素材を探し、情報がインターネット上に溢れる時代になりました。
その一方で、レンガ・レンガタイルのようなニッチな素材は、関わるべきタイミングが突然訪れることも少なくありません。
そんなとき、いきなり結論を出す必要はありません。まずは、電話やメールで構いません。今どの段階にいるのか、何に迷っているのかを聞かせてください。
短いやり取りの中で、その場で方向性が見えたケースも数多くあります。このホームページは、その対話の前提を共有するために存在しています。
今、抱えていることをそのままお聞かせください。
株式会社ティー・エル・シー・アソシエイツは、レンガタイルに特化した専門の立場から、皆様が今抱えている問題にお応えします。
まだ図面が固まっていなくても構いません。結論が出ていなくても問題ありません。
今すぐ相談したい方は、「お問い合わせページ」からご連絡ください。その一歩が、設計の迷いを減らすきっかけになるはずです。
株式会社ティー・エル・シー・アソシエイツはお客様の今抱えていらっしゃる問題を、専門の立場でお応えいたします