外壁をレンガにするならモルタルがいい?

古い建物

レンガやタイルとモルタル、というのは切っても切り離せないもの、というイメージがあります。なぜなら、昔からレンガとレンガの間を貼り付けるために使われてきたものですし、タイルを貼り付けるためには、モルタルが必要だったからです。

ところが最近では、タイルに関しては壁に溝を作って、それに引っ掛けるようにするという乾式工法が登場し、モルタルを使った湿式工法というのは少しすたれてきている感じがあります。

外壁土台はモルタル?サイディング?

外壁をレンガやタイルにする際には、モルタルがベストなのか、それとも他のものがいいのか判断しかねます。そこで、それぞれの優劣について検証をしてみました。その結果をこちらにご紹介していきます。

分かりやすいように、モルタルとサイディングの2つで比較をしてみましょう。同じレンガ外壁でも、積むタイプに関してはモルタルの上を行くものもありませんし、そもそもサイディングの上に貼り付けるなんて重すぎてできないので、そこはスルーして、貼り付けタイプのスライスレンガ、そしてレンガ風のタイルについて検証をさせていただきます。

貼り付けるなら、どっちがベスト?

まず、レンガ、レンガタイルを貼り付ける際。モルタルが土台であれば、デザイン性が高くなります。例えば、変わった形のレンガや特注タイルを使ったり、アーチ型に貼ったりと、まっすぐ以外の形にレンガを並べたい時にはモルタルが必須です。むしろ、モルタルでないとアート性を追求することができません。ですから、アーチなどが多い輸入住宅に関しては外壁がモルタルベースになっているのが一般的です。

一方サイディングの壁に引っ掛ける、という形を取るのであれば、レールに沿って並べるということしかできません。規則的に、ズレも特にない状態を希望であればサイディングの方がきれいになるかもしれません。しかし、デザイン性に欠けるため、個性を発揮するということは難しくなるでしょう。

コスト面はどちらが優れている?

そしてコストの問題です。実際にかかるコスト自体は、実はモルタルでもサイディングでもあまり変わらないと言われます。しかし、工期が天候などによって変わってくるため、人件費等に差が出てしまいます。

モルタルは、水と砂などを練って作ったものになります。当然、塗ったら乾燥させる必要が出て来ます。お天気が悪い、湿度が高いというような条件が重なるとなかなか乾燥しないので、完成するまでに時間がかかってしまうのです。その分工期が伸びますし、当然それに関わる人件費も高くなります。

その点、サイディングの壁に引っ掛けて行く乾式工法であれば、ただレールに通して並べて行くだけで水分を使用しないため、モルタルのような湿式工法に比べると工期がとても短く住むのです。ここで人件費が安くなり、こちらに軍配が上がることになります。

メンテナンス、どちらに軍配?

そしてそのメンテナンスです。これはいかに最初の工事が完璧かによるのですが、モルタルを土台にしていると、水が入り込んでしまえば劣化は免れません。モルタルを塗って上からレンガやレンガタイルを貼ると、どうしても隙間ができます。それが目地になるのですが、この部分を徹底して防水加工し、こまめな点検を施しておけば急激な劣化はありません。

サイディングは一枚のボードとなっていることが多いため、モルタルに比べると水分には強くなります。土台自体が激しく劣化するということはありません。しかし、こちらもシーリングが劣化すると見た目が悪くなるということは否めません。

結果として、どれもきちんとメンテナンスをしておけば長持ちさせることができる、ということになります。土台をどちらにするかは、レンガやレンガタイルでどのような表現をしたいのか、で選んでみてもよいのではないでしょうか。

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