レンガの外壁はカタログの写真だけで選ばないこと!

外壁レンガタイル

何かの建築物を建てるのに、丸投げしてぶっつけ本番で建てる人というのはまずいないでしょう。何かを作る時には、まずある程度の形を選び、間取りを考え、そして使う素材を選ぶと思います。

例えば住宅を建てる際には、住宅メーカーを決めます。そしてそのメーカーから提示されるカタログをチェックしてあれこれ決めるのではないでしょうか。

カタログを見て外壁を決める際の注意点

家の中の壁紙などはもちろんですが、外壁に関しても、何で作るかを考える際にはカタログが役に立つはずです。特に外観の広い面積を占める外壁材は、家の印象を左右するものですから慎重になるでしょう。それは、例えばレンガならレンガを使う、と決めてもまだその先があります。

というのも、カタログを一度見てみると分かるのですが、外壁に使うレンガにもたくさんの種類があるからです。色にも種類があるし、レンガの素材、焼き方なども選び出すときりがないくらいです。1つの住宅メーカーでも目移りしてしまうのですから、こだわった外観にしようと決めてレンガを特注するなどするつもりであればなおさらです。

レンガとサイディング

今は、レンガ調に仕上げることができるサイディングなどもあります。これは型押しによっていくらでも変えることができるので、今人気になっています。レンガよりも安価な場合も多いのです。カタログを見ても、レンガと見栄えが変わらないのでは、と思ってしまいます。

しかし、レンガの外壁との決定的な違いがあります。それは、あくまでも吹き付けの壁なので、しばらくすると塗り替えが必要になる、ということです。早ければ5年程度で吹き付けなおさないと、あちこち色がはげたりしてしまいます。また、汚れなども付きやすいので、定期的なクリーニングが必要です。

カタログを見て、見た目もレンガとあまり変わらない、値段はレンガより安い。だからサイディングに、としてしまうと、後々かかる金額が大きくなって後悔することもあるので、最初にきちんと確認をしておくことお勧めします。

やっぱりレンガが良い理由

その点レンガの外壁は、本当にメンテナンスフリーです。きちんとした業者さんにお願いして土台をしっかり作ってもらえれば、そうそうはがれおちることもありません。目地の部分のメンテナンスだけしておけば、セルフクリーニング機能で、雨が降れば汚れは落ちてくれますし、見た目もほぼ劣化なし。塗っている訳ではないので、塗り直しも不要です。

その分、最初に決めたものと長年お付き合いをすることになるので、きちんとカタログを見て決めなければいけないのです。ただし、レンガは焼きものです。材料に含有される金属や、その時の気候、窯の温度によって少しずつ焼き色などが異なります。カタログで見たものと全く同じものが来るとは限りません。

焼き色もそうですが、湿度などによってまた微妙に色合いも変わっていきます。ですから、サンプルの取り寄せができるのであれば、いくつか取り寄せて見てその色を確認してみた方がいいでしょう。実際に施工されているお宅をいくつか訪問して拝見させてもらうのも有効です。同じ赤いレンガでも、その赤が明るくなったり暗くなったりもあります。還元焼成したレンガであれば、その色むらが見たものと全く異なる場合もあります。

カタログだけ見てレンガを選ぶのはNG

ですから、外壁材としてレンガを使用する際には、カタログの色だけを信じて選ぶのではなく、実物を目で見る必要があるということを覚えておいてください。これは施主だけに関わらず、住宅メーカーの営業担当をしている人や、建築家にも当てはまることです。この点を理解しておかないと、実物と違う、というトラブルが起こりやすくなります。まずは自分の目できちんと確認をしておくこともプロとして忘れてはいけない心がけですね。

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