タイル外壁は汚れにくいの?

汚い・・・

車で、徒歩で街並みを見て回っていると、美しい家がたくさん立ち並んでいます。ああ、こんな家も素敵だな、こんな外観もいいな、そんな思いで見つめることがあります。

そんな中にどうしても見かけるのが、「これはメンテナンスをした方がいいのでは?」という外壁を持った家です。例えば、せっかくの美しい白壁が下の方からモスグリーンに浸食されているもの、何だか薄汚れた印象のもの・・・。

そういうものを見ると、うちは大丈夫だろうか、と心配になるのではないでしょうか。自分の家がそのような印象を人に与えていたとしたら、やはり嫌ですよね。かといって毎日毎日外壁を磨き上げる訳にもいかないし・・・困った!

タイル外壁は汚れにくいって本当?

タイル外壁は汚れが付きにくいというけれど、実際にはどうでしょう。土ぼこり、コケ、カビなどいろいろあるけれど、どれにも強いのでしょうか・・・?

タイル外壁が汚れにくいと言われる理由に、セルフクリーニング機能があります。タイルは吸水率が低いのと、親水性なため、雨が降ると表面に水の膜が張られるような状態になります。そのため、雨が降ると自然と汚れが浮き上がり、水分とともに流れていってくれる訳です。

これがタイル外壁の人気が高い理由の1つでもあります。これがメンテナンスフリーと言われるゆえんでもあります。確かに、表面の汚れだけでも雨が降るたびに流れてくれればこびりついて落ちなくなることもありません。また、雨が降らなくてもホースで水を浴びせるなどすればある程度きれいな状態を保てるのですからとても助かります。

水分が中にしみ込んでいくようなものであればこうはいきません。例えば泥汚れが奥に入り込めばいくら洗っても取れないシミとして残ってしまいます。コンクリートなどがいい例ではないでしょうか。

もちろんこれらも汚れができるだけ付きにくいよう、表を防水加工してあるものも多くなっています。同じコンクリートでも、コンクリートブロックと家の中や床に使われているコンクリートとでは手触りなども違うでしょう。それでもメンテナンスフリーとはいきませんが・・・。

タイル外壁は、汚れをはじいてくれる分他の外壁材よりは汚れにくいということになります。しかし、一生涯どんな汚れもつかないということはありません。雨だって毎日降る訳ではありませんし、逆にその雨のお陰でつく汚れもあります。

タイル外壁の汚れ・土ボコリ

汚れがすごい

では、汚れ別に検証していってみましょう。まず土ボコリですが、タイル外壁は土ボコリには強いです。先ほど説明したように、親水性なおかげでタイル表面に膜を張り、洗い流すということが可能だからです。また、入り込むタイプの汚れではないため、流れてくれやすいということがあります。雨があまり降らない時には、ホースなどでざっと流しておくと汚れが溜まりにくいようです。

しかし、もしお住いの土地の土自体が粒子が細かいようだ、というような場合。洋服の繊維にもどんどん入り込んでしまうようなものの場合はやはり入り込みやすくなります。これは家を建てる際に相談しておくのがベストですが、防水加工・防汚加工を強化しておくと安心です。

今は市販のスプレーなどもあります。業者さんがネットで販売しているものもあります。例えば株式会社セブンケミカルが取り扱っているような商品です。防汚加工、防水加工ができますので、家のリフォームをする際などに取り入れておくとその先長くきれいをキープすることができます。

株式会社セブンケミカル

これは汚れを防ぐだけではなく、紫外線など外界からの刺激もカットしてくれるため、タイルのひび割れ防止にも一役買っています。こういうものを使っておくと、タイル外壁の「メンテナンスフリー」にさらに拍車がかかり、家が長持ちするようになります。細かい汚れが入り込みにくくなるのも大きなメリットと言えます。

タイル外壁の汚れ・コケ

では次にコケです。コケはざらざらした壁面につきやすいため、素材としては付きにくいものとなります。特にあまり模様がないつるんとしたものであればついたとしてもすぐにこすって洗い流すことができます。

例えば、水場に使われているようなタイルであれば汚れ自体つきにくいというのは恐らく誰もが経験上ご存知かと思います。汚れがついてもスポンジで洗ったりすればすぐにきれいになりますよね。

タイルの種類の中でも磁器質のものは固くて水分の吸収率が低いため、中に水分が入り込まないのでコケなどは生えにくくなります。ただし、目地の部分はそうはいきません。例えば土地柄湿気が多い、コケやシダなどが多いという場合には、前もってコーキングを強化しておくことをお勧めします。

同じタイルでもレンガタイルなどのようにざらっとしたものであれば、どうしても隙間に入り込みやすくなりますので注意が必要です。これはせっ器質と呼ばれるもので、磁器質に比べれば水分を吸収しやすくなっています。その分どうしてもそこにコケがつきやすくなってしまうのです。

コケはあっという間に増殖しますので、梅雨時期などにちょっと放置すると大きく広がってしまうことがあります。また、手の届かないような高さの所に生えてしまったらそれこそ掃除が大変なことになってしまいます。

コケは新築の際などに、コーティングをしておくと汚れがつきにくくなります。日当たりが悪いという部分が前もって分かっていればそこは少し徹底して加工をしておくといいでしょう。

ついてしまったコケはもうどうにもならないのかと言うとそうでもありません。生き物なので、コケ対策スプレーなどを使えば思いのほかきれいになることがあります。これは市販されているものが多くありますので、レビューが良いものを使ってみるといいですね。

例えばコケ・カビ用のワンステップ・スプレー・クリーナーなどは楽天でもアマゾンでも販売されています。レビューもとても良いです。吹き付けて放置するだけで、徐々にコケがなくなっていくというものですので、脚立さえあれば高いところも何とかケアすることが可能になります。

効果一目瞭然

引用元:ネットなライフ http://oaoa.biz/furniture/koke.html

家は古くなるとゴシゴシこすることで劣化を早めたり、細かい傷がついてそこにさらにコケが繁殖、なんていうことにもなるので気を付けてください。

タイル外壁の汚れ・カビ

そしてカビですが、凹凸のあるものには黒カビが発生しやすいです。これもコケと同じく、表面がざらざらしていたり、凹凸があったりすると入り込みやすくなっています。タイルはセルフクリーニング機能があるのですが、さすがに中に入り込んだ汚れまでは落とすことができませんし、水分に付着してしまうため、セルフクリーニング機能でも太刀打ちできないのです。

これもコケと同様に市販されているスプレーなどを使うか、業者に依頼して防汚加工をしてもらうか等するといいでしょう。特に水分が多いところには出やすいですし、カビは組織の奥の方までしっかり菌糸を張り巡らしてしまうため、退治するのがなかなか困難になります。

かといって、お風呂場でも分かるようにあまり強力なものをこまめに使っていると壁自体の劣化を早める原因となってしまうこともあります。ついた汚れを落とすのではなく、つかないように防ぐことが重要となってきます。

コケ・カビをさっと落とすには

洗浄機画像

引用元:なう365ネット http://now365.net/karcher/

コケやカビは、今までもご説明したように入り込んでしまえば自力で完全に落とすことは難しくなります。見つけたらすぐにこすって落とすのが一番です。少し広い範囲に発生した場合には、カビキラーでパックを。ティッシュやキッチンペーパーなどにカビキラーなどの洗剤をしみ込ませて貼り付けてしばらく置きます。その後こするときれいになります。

これはコンクリートにも使えるワザですので、ベランダ等にも応用することができます。壁の色が心配であれば、このようなところで試してみるのもよいですね。

もうそれでは太刀打ちできません、という場合や、高い位置にたくさん出てしまっている場合には、今までご紹介したもの以外では高圧洗浄がお勧めです。まずはこちらを試してみてください。それでも難しい場合には、業者に依頼すれば特殊な洗剤を用いて高圧洗浄をしてくれる「バイオ洗浄」のようなものをしてもらうことができます。

結果、タイル外壁は何の汚れに強い?

絶対に汚れがつかない、とは言えないタイル外壁ですが、普段から気を付けておけばきれいを長くキープすることは可能です。土ぼこりには比較的強いようですが、それでも放置すると薄汚れてしまいます。定期的なお掃除が必要。その方法は「外壁レンガの汚れはどう落とす?」「外壁レンガの洗浄はプロにお任せ?」に詳しく掲載しています。

広告