レンガ外壁の下地について

白い壁

高級感があり、メンテナンスの必要がないと言われるレンガ外壁の住宅。見た目もいいし、手もかからないのでは人気が出るのは当たり前です。確かにレンガ風の家はとても多いですよね。

しかし、レンガに見えるのは、実はレンガタイルであったり、スライスレンガであったり、サイディングの型押しであったりします。日本では、あまりレンガの建築物が広まらなかったため、職人さんも少ないので本格的なレンガ積みの家は少ないのが現状です。

レンガ積みよりも、レンガ貼り

日本でレンガ外壁と言えば、やはり多いのは積みあげではなく、薄くスライスしたものを貼り付けてあるタイプのものです。下地が水で練って作ったモルタルか、それともすでに乾いているサイディングのようなものであるかが変わります。

というのも、レンガやレンガタイルであれば乾式工法といって、サイディングなどの今すでにある壁に溝やレールをつけて、レンガタイルを引っかけるような形でレンガ風外壁にリフォームしてしまうことができるからです。これはモルタルのように水で練っていないので、乾かす必要がありません。そのため、工期も短いし、天候に左右されず、常に同じ仕上がりになるというメリットがあります。

モルタルが下地の際のメリット

モルタルを使った下地の上にレンガタイルやレンガを貼る場合は、アレンジが効かせられるというメリットがあります。例えば、形の変わった特注タイルなどを入れる場合には、乾式ではレールの幅が決まっていて、違う形や幅のものを入れることができないからです。その点モルタルであれば、埋め込んでいくことができるので、どんなアレンジも自由自在、ということになります。

しかし、乾くまでに時間がかかるので、工期が長くなりますし、また天候に左右されることもあるので、それもプラスして工期が伸びてしまう可能性も高いのです。それでなくても降雨量が多い日本では、どうしても乾式の方が確実に工事が進んでいくので人気になるんですね。

こまめな点検はレンガも必要です

「レンガにしたから、もうメンテナンスが必要ないね」と思っているあなた、ちょっと待ってください。目地の部分の点検やメンテナンスは必要ですよ!レンガタイルは水に強いですし、レンガは水をちゃんと排出してくれますが、下地はそうはいきません。レンガとレンガの間にある目地の部分は下地につながっています。つまり、ここから水が入り込んでくると、下地の劣化に影響してしまうのです。

目地の部分には防水加工が施されるため、コーキングがされています。このコーキング材は一度つければもう大丈夫、という訳ではありません。こまめに点検、メンテナンスをしておかないと、いつの間にか目地から水が入り込み、下地がダメになっていた、ということもあります。

施工した業者に依頼しておくと、定期的に点検、そしてコーキングのやり直しなどのメンテナンスを行ってくれます。これにかかる金額は、外壁のやり直しを考えれば微々たるものです。日ごろの点検とこまめなメンテナンスで、家を長持ちさせることができますし、大きな痛い出費を削ることもできます。

目地と下地さえOKならば・・・

それ以外は、レンガの外壁は色あせもしにくく、劣化もしにくいとても優秀なものとなります。しっかり焼き固めたレンガタイルであれば、雨で汚れが流れて行ってくれるというセルフクリーニング機能がありますから、汚れが付く心配もほぼありません。レンガにおいても、湿気を排出してくれるので苔やカビも生えにくいのです。

他の外壁材であれば、大半のものが数年ごとに塗り直しなどが必要になってきますので、それを考えると、新築、またはリフォームする際には、外壁をレンガにしておくのがよいのではないでしょうか。今ある壁を下地にしてレンガを貼り付けていく乾式方式なら、比較的短期間で壁を壊すことなくリフォームできますよ。

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