外壁をレンガにするか、タイルにするか

積みの家

2つの家を外から見て、どちらかがレンガでどちらかがタイルです、見分けてください、と言われたらすぐに分かるでしょうか。

また、レンガを積んでいるのとレンガを貼っているのと、ぱっと見てすぐに分かるでしょうか。案外難しいですよね。

レンガとタイルの違い

外壁をレンガにするかタイルにするかで悩んだ時には、その特徴などを知った上でチョイスするといいでしょう。さて、2つにはどのような違いがあるのでしょうか。

まずレンガについてお話したいと思います。レンガの発祥は、メソポタミア。建築材料として土を固め、日干しした日干しレンガが使われていました。今はレンガは土を焼き固めたものが一般的です。

タイルはもともとそのレンガを薄くしたものとして作られはじめました。積みあげるのではなく、貼り付けるためのものとして作られたのです。タイルの種類もいろいろありますが、ここでは家の外壁用として人気のあるレンガタイルを取り挙げて比較していきます。

積みと貼りの工期の差

つまり、貼るレンガの家と、積みあげレンガの家の比較です。まず今圧倒的に多くなっている、レンガタイルを貼った場合のお話です。レンガタイルの施工は、乾式と湿式とあります。乾式は壁にレールをつけたり、溝をつけたりしておき、そこにレンガタイルを通すようにしてはめこんでいくものです。湿式はモルタルで貼り付けていく形になります。前者はレールに沿ってやるのでゆがみが少ないのが特徴となり、後者は逆にどんなアレンジでもできるのが特徴となります。

そして乾式はモルタルを乾かす手間がほとんどないので工期が短くすみます。後者はモルタルが乾くまでの時間を要するので、悪天候が続く梅雨時期や、湿気の多い時期、イマイチお日様が出ない時期などは乾きにくくて困ることがあります。

次はレンガ積みの家です。昔はただ積みあげてモルタルで貼る感じでしたが、今は耐震性の問題などもあり、レンガの中が空洞になっていて、そこに鉄筋を通しながらレンガを積みあげていきます。これはモルタルを間に入れて目地を作るので、どうしても乾燥の時間は必要になります。

積みと貼りのメンテナンスの差

次はメンテナンスについて比較します。レンガタイルを貼りつけた外壁の場合、剥離が気になります。貼り付けたものははがれ落ちる可能性がどうしてもあるからです。土台は水分によって弱りますから、目地のメンテナンスなどをこまめに行っておかないとタイルがはがれ落ち、見た目も悪くなりますし、何より高い位置から落ちる可能性があると危険で仕方ありませんね。

また、レンガタイルを家自体に貼り付けているので、その重さも関係してきます。それではがれ落ちてしまうこともあるからです。そして重さの分家に負担をかけてしまっているのが気になりますね。

レンガ積みの家は、当然ですがはがれることはありません。プラス、鉄筋が入っているのでかなり丈夫に仕上がっています。目地の部分のメンテナンスのみ気を付けておけば、まさにメンテナンスフリー。色あせもほとんど気になりませんし、よほどのことがない限り割れたりすることもありません。

また、レンガを積み上げているので、家に負担がかかることもありません。土台はどうしても木造となりますが、レンガという強い外壁のおかげで家の寿命もかなり長持ちするのだとか。だからレンガの家は長寿だと言われるのです。

どっちを取りますか?

そしてレンガ積みの外壁は価格が跳ね上がりますが、メンテナンス費用が少なくて済みます。レンガタイルは価格はレンガ積より安いですが、メンテナンス費用がかかることになります。工期やメンテナンス、費用などを比べてみると、それぞれ良い所と悪い所があります。どのメリットを取るのかは、施主次第となります。あなたに必要なメリットはどれですか?

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