レンガタイルの製造=芸術を世に送り出すこと

気になる外装住宅

レンガタイルの製造は、芸術作品を生み出すこととよく似ています。製造工程やその方法は決まっているのに、どうしてこうも生み出されたレンガタイルたちは異なった表情を見せてくれるのでしょうか。

それはやはり、自然からの贈り物であり、私たちが常に身近に感じている「土」という素材の広いキャパと柔軟さに関係してくるのではないかと思います。

レンガタイルの製造方法は?

レンガタイルを製造する際の方法は大きく2つ。乾式製法湿式製法があります。それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。

乾式製法の特徴などなど

乾式は、粉末状にされた原料を高圧プレス機にかけ、ぎゅっと押し固めて作るという方法です。いわゆる金型と言われるもので形を作るため、ほんの数秒で完成してしまいます。

水分をほとんど含まないので、時間を置いてもサイズが変わることもほぼありません。また、乾燥時間、焼成時間が短くて済むようになります。

しかし、形が決まってしまうため、土を使ったアート作品と呼ぶには少し躊躇してしまうところがあります。

湿式製法の特徴などなど

湿式製法とは、水分で練った原料をまるでところてんのように押し出して作るやり方になります。生クリームと同様、押し出す口の形状がレンガタイルの断面の形状になるので、ここを変えることでいろいろなものが作りだせるのです。

この方法では、素朴さが感じられるざっくりした感じのせっ器質と呼ばれるタイルが作られることが多くなっています。

水分が多いため、乾燥に時間がかかるのと、水分の蒸発量で縮んでしまうことがあるのが注意点となります。

しかし、その柔らかさを生かし、いろいろな模様を付けることができるので、とても表情豊かなレンガタイルが仕上がるのです。陶芸で触れる土を思い浮かべてもらえばそのアーティスティックな状態が理解できるのではないでしょうか。

レンガタイル焼成方法は?

焼くための窯

レンガタイルは乾式も湿式も最後に焼き上げる必要があります。そのおかげであの色と硬さが手に入るのです。その焼成方法も酸化焼成、還元焼成の2種類があり、それぞれで特徴があります。

酸化焼成と焼き上がりの特徴

酸化焼成は、その名の通り、酸素を窯にたくさん送り込むことでレンガタイルの素地に含まれている金属を酸化させて焼き上げる方法です。ある一定量の酸素を取り入れることができれば、焼き上がりはレンガタイル独特の赤茶色のものとなります。

色の均一さには定評がありますので、一面美しい単色の壁を作りたいと思うのであればこの酸化焼成させたタイルがお勧めです。

還元焼成と焼き上がりの特徴

酸化とは逆に、徹底して酸素をシャットアウトして焼き上げる方法を還元焼成と言います。これは非常に調整が難しく、全く同じ色合いを醸し出すというのは至難の業です。

というのも、焼きあがる日の気温、湿度、気候、そして酸素の量には微妙な差があるからですね。そして含まれる金属の量も異なります。ですから、焼き上がりは思いもかけないような特徴的で美しい色むらができていたりすることがあります。

もちろんある程度の調整は可能となっています。しかし、その色合いやグラデーションを楽しむつもりがある方でないとあまりお勧めはできないものになります。個性を発揮したいという場合にはこれほど良い素材はありません。

レンガタイルは一種の芸術である

色むらのあるタイル

引用元:TLCアソシエイツ http://tlca.jp/brick-tiles/

レンガタイルは2つの製法、そして2つの焼成方法という少ない組み合わせで造られるのですが、その素地の大半を占める土や気候によってその表情は無限大です。これを芸術と言わずして何と言うのでしょうか。

レンガタイルというものは、はまればはまるほどに奥が深く、つい引き込まれてしまう魅力があります。ヤマトナデシコ七変化、という言葉がしっくりくるのではないでしょうか。

世界で1つしかないオリジナルのタイルを家や会社、アトリエに使う喜びをあなたも是非感じてみてください。レンガタイルをもっともっと詳しく知りたいあなたにはメルマガをお勧めします。

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