外壁レンガの値段はなぜ高い

モザイク

ちょっと想像してみてください。大きな画用紙一面を埋めてください、と頼まれたとします。使えるものは絵の具かシールです。あなたならどちらを選びますか。

絵が得意な人なら絵の具を使って描くでしょう。色を薄めにすれば、少量でもかなり広い範囲に広げることができます。しかしシールであれば、その形が決まっていますから、全体をデコレーションするには数をかなり増やさないと難しいですよね。これが塗装とレンガやタイルの関係を表しています。

外壁レンガはなぜ値段が跳ね上がる?

外壁をレンガにするとその値段が最初に跳ね上がってしまうのはどういう理由があるのでしょうか。塗装と比較しながらご説明していきたいと思います。

先ほど絵の具とシールのお話をしたと思います。まさにこれ、なんですよね。塗装は絵の具と同じです。さすがに薄くするなんていうことは不可能とはいえ、かなり広い範囲に広げることが可能となります。均一の厚みできちんと吹き付けることができれば、無駄を省いて広い範囲の塗装をすることができるようになるため、コストも下がります。

レンガはその大きさが決まっているので、例えば1平方メートルを埋めるために必要な数は決まっています。どう頑張ろうとそれを減らすことはできません。どんなに経費を削ろうとしても、レンガ自体の値段が安いものを探す、くらいしかできないのです。

値段が跳ね上がる理由がいっぱい

この差が、値段の差になってきます。材料費でも大きく差が出るのに、そこに職人さんのワザが加わります。レンガを積むのは誰でもできる訳ではありません。やはり熟練の職人さんが必要となります。

その点塗装はレンガを積むよりももう少し楽に技術を習得することができます。練習することも、レンガ積みに比べれば簡単にできるでしょう。そのため、塗装ができる職人さんというのは、レンガを積むことができる職人さんよりも多く、その分支払う金額が安くなるのです。

そして余分に買っておく分の多さ。レンガは割れてしまうことも多いので、どうしてもロスが出ることを考えて多めに注文する必要があります。1個でも足りないと家が成り立ちません。その点塗装であれば、最初に配分を考えてさえいれば途中で足りなくなることなどほぼないと考えてよいと思います。

レンガと塗装、塗装の方が得、と思うけれど

このようなことから、初期費用にかなりの差が付くレンガ外壁と塗装外壁。しかし、その先のメンテナンスを考えると、この費用はじわりと逆転していくのです。もう一度絵の具とシールを思い出してみてください。

例えば、その上に水がかかったとします。慌てて乾かしたとしても、絵の具の方は流れて薄くなってしまいます。シールは防水加工のようになっているものが多いので、多少濡れたぐらいではほぼ問題なし。乾かせば元通りに近くなりますよね。

あっという間に逆転する値段

レンガと塗装も同じなんです。1個1個が形になっているものはやはり長持ちしやすいのです。長い期間置いておいて、同じような色合いを保つために、どちらの方がより手を入れなければならないかと言えばやはり絵の具で塗った方になります。

塗装したものは、いろんな加工を施したとしても途中で塗り替えが必要になってきます。その頻度がどうしても高くなります。しかしレンガは色あせもしにくく、劣化しにくいのでメンテナンス費用がほとんどかからなくなるのです。

そのため、10年20年と長く住めば住むほど、家に対してかかった値段に大きな差が生じてくるのです。最終的に上回るのは、塗装の方だと言われています。最初は安くても、その先を見て行くと結果として高くなるんですね。レンガのメンテナンス費用はそれに比べかなり格安。ですので、10年20年で逆転するのです。最初に支払う値段の高い安いだけではなく、先々を見据えて外壁材を選びたいものです。

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