特注タイルとは?

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「家を建てたらこんな風にしたい」という夢を持つ施主。「この建築物はこういう特徴が欲しいから、こんな風に仕上げようと思っている」という建築家。あんな風にしたい、こんな風にしたい、という夢や思いは、誰もが強く抱くものですよね。

「昔絵本で見たおうちの壁のイメージが強くて、そんな感じにしたいと思って探したのだけれど、その素材が見つからないんです」という声を聞くことがあります。絵本の中の世界と現実が違うことは分かっている、でもそれを具現化したい・・・。

特注タイルというもの

そんな時に思い出してほしいのが、特注、という言葉です。外壁を美しく彩るタイルにも、もちろん特注品があります。特注タイルとは、その人その人の希望を叶えるためにタイルメーカーがオーダーメイドで作ってくれるものです。匠と呼ばれる職人が、一から作り上げる特注タイルは世界でたった1つのアイテム。そのタイルが、長年の夢を具現化するための必須アイテムとなることもあるでしょう。

量産品では決して出すことのできない深い味わいのある住宅やアトリエ、ビルが、特注タイルを使うことによって出来上がるのです。通常では絶対ありえないよな、というような個性的な外観を持つ建物に使われているタイルの大半は、特注タイルなのかもしれません。

特注タイルというと、特殊な形を持つ異形タイルが思い浮かぶかもしれませんが、形の問題だけではありません。その色合いも、量産品では出せないようなものが多々あります。コラボ作品というのもあります。例えば、どうしても有田焼のタイルを作りたい、という場合には、やはり特注タイルとなりますよね。

そのタイルメーカーによって異なるとは思いますが、顧客のイメージを形にするための努力をしてくれるところはたくさんあります。このようなイメージです、というのを伝え、どうしても外せない条件を提示します。そこから、タイルメーカーとしての意見、匠の意見、そして顧客の意見すべてをうまく反映させたものを根気よく探していくことになります。

特注タイルはどうやってオーダーするか

これは直接施主がタイルメーカーと話をすることもあるでしょうが、メーカーの担当者や建築家が間に入ることも多々あると思います。その時に、話がうまく伝わらず、サンプルを何度も提示したり、仕上がったはいいが「何が違う」と不満が残るものになってしまったりもします。これでは誰も得をしないことになってしまいますね。

実際にそうなってしまうと、責任はやはり間に立った人間にあります。取り持つのはとても大変ですが、特注タイルなどの知識を持っていて、顧客のニーズにこたえようという気持ちがあればしっかりできるものです。また、難しい案件ほど、OKをもらった時の達成感も大きいですし、何より担当としての成功という実績を積んでいくことができ、実力を周囲にアピールすることもできるのです。

特注タイルを納得いくものにするために必要なこと

こんな感じ、という言葉だけでは分からないのであれば、やはりスケッチなどが大切になります。イラストがあれば、タイルメーカーにもお願いがしやすくなります。言葉よりもイラストや写真の方が雄弁にイメージを語ることもあります。特に特注タイルであれば、言葉よりもイメージを提示する方が分かりやすいし、思う通りの物を作成しやすくなります。

「探したけれどイメージに合うものがない」と困っているのであれば、まずメーカーに特注タイルに対応してくれるかどうかを確認しましょう。全てのメーカーが対応できるとは限りませんので、ある程度対応してくれるメーカーを前もって把握しておくということも実力の内となります。ですから、顧客に満足してもらうため、そして自分が納得いくものを作るための勉強は欠かさないようにしていきましょう。

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