外壁レンガの耐久性は?

古いもの

高い耐久性があると言われるレンガ。確かに、日本にもいくつもの古いレンガ建造物があります。途中で修復が加わったりしているようですが、レンガは当時のまま。

そう、例え内装が傷んでしまっても、レンガ自体はそのまま残るんですね。レンガ自体は土を焼き固めてあるものですから、本当に長持ちするんです。

外壁レンガは耐久性が高いと言うけれど

外壁をレンガにすると耐久性が高いとかいろいろなメリットが聞かれますが、それって何もしなくてもそれを享受できるものなのでしょうか。一切メンテナンスも必要ないのでしょうか?

実はこれにはちょっと語弊があります。というのも、私たちがレンガの耐久性が、という話をする時には、レンガそのものではなく、レンガ外壁についての話をしているんですね。ですから、レンガは耐久性が高いです、と言われると、外壁の耐久性が高い、何もしなくても大丈夫、と思い込んでしまうんです。

実際にレンガ自体の耐久性はかなり高いです。雨風に長年さらされても、その風合いが少し重厚感を増すぐらいで、そのものはほぼ色あせすることなく、形が崩れることもなく残っています。赤レンガ倉庫や、京都にある赤れんが博物館、東京駅などを見るとよく分かると思います。補修が入っているとはいえ、当時からずっと使われているレンガもそのままです。

しかし、いかにレンガの耐久性が高くとも、外壁にしてしまえばある程度のメンテナンスは必要です。というより、お手入れですね。レンガそのものは雨風、紫外線にも強く、劣化も色あせもほとんど見られることがありません。たたき割ったりしない限りはその形もそのままです。

メンテナンスフリーっていうのは?

じゃあメンテナンスフリーということでいいんじゃないの、と思うかもしれませんが、日々の点検はやはり必要なんです。海外のレンガ積み住宅は、年月を経るほどに価値があがります。それは、住んでいる人が少しずつ家に手をかけて長く持たせようとしているからです。長く人が住めば住むほどに手入れが行き届いた状態になりやすいんですね。

家の中の手入れがしっかりできていれば、レンガ自体は長持ちするので、良い家の状態を長く保つことが可能となります。これが海外の住宅の価値が高い理由です。実際100年前の家でも、未だに貸し出しがされていて、その家賃は驚くような高額だったりします。ヨーロッパでは、その気候のおかげもあってか、レンガの家は100年200年もつ、とも言われるんですよ。

日本では、目地のメンテに注力を

日本では、レンガの外壁、と言ってもその大半は貼るタイプのレンガ外壁。これは土台や目地のメンテナンスが必要となります。目地にクラックが入れば、そこから水が浸入し、土台を劣化させてしまいます。ですから、この目地のメンテナンスを定期的に行うということがとても大事になってくるのです。髪の毛1本分のクラックでも、水は侵入していきます。それを防げば、目地も土台も劣化しにくくなります。そしてその上に貼られているレンガは耐久性が高いので、結果として長持ちする住宅ができあがるのです。

最近、レンガの住宅に関わらず、家を100年もたせよう、という傾向が日本にも出てきています。そしてレンガの住宅は長持ちする、という風に言われています。しかし、ノーメンテナンスではどんな家でも100年もたせることはできません。こまめな点検やメンテナンスによって、大がかりなことをしなくてもいい、という風に判断してもらえるとよいのではないでしょうか。

手をかければ応えてくれます

確かに他の外壁材に比べ、耐久性は高く、劣化も少ないレンガ外壁。でも、放り出していてはダメです。家もしっかり手をかけてやれば、必ずその見返りがやってきます。レンガの家に上手に年を取ってほしいのであれば、その耐久性の上にあぐらをかかず、大切に手入れをしてあげてください。

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