レンガ外壁住宅の寿命は何故長い?

外壁レンガタイル

日本の住宅は、その平均寿命は30年と言われています。そのため、親から子へ、子から孫へという際にはかなり大がかりなリフォームが入ることが多くなっています。それでも、昔の木造住宅は、立派な大黒柱などを使っていたのでもち自体はよかったようですが。

一方、欧米の住宅の平均寿命は75年と言われます。そして、大がかりなリフォームなどが入ることがなくても、100年を超えて代々受け継がれている住宅も多いそうです。さて、この差は一体何が大きく関係しているのでしょうか。

住宅の寿命が長い理由はレンガ外壁

それは、欧米の住宅にはレンガ外壁の住宅が日本に比べて圧倒的に多い、ということです。レンガという素材自体は、その寿命は100年、200年と言われています。つまり、レンガの外壁自体は、よほどのトラブルがなければ100年でも200年でもそのまま、ということです。実際、古いお城などがいまだに販売されていますし、欧米などでは中古住宅の方が価値が高く、賃貸にすると高い家賃を取られるそうです。

日本で主流となっているのは、比較的安価にできるモルタル仕上げやサイディングです。しかし、このサイディング等も、短くて2、3年、長くても10年程度で細かなひび割れが出たり、汚れが気になりはじめたりします。そのため、クリーニングをしたり、壁自体を吹き替えたりというメンテナンス費用がかかってきます。これは足場から吹き付けまで一式で100万を超えるというのが現状となっています。

レンガ外壁は高い、でもこんな利点があるんです

一般的に、レンガやレンガタイルは、その施工をする際の初期費用がサイディングやモルタルに比べて高めだと言われます。それは素材自体の値段もそうですが、レンガを積む職人さんがあまりいない、施工期間が長くなる、ということもその理由の1つです。しかし、最初にそれだけ丁寧に時間をかけて行うので、当然強度は高くなります。昔は耐震性が問題になりましたが、今はレンガの中に鉄筋を入れて、多少の揺れには動じないように積み上げていくという技術が発達してきました。

また、レンガ自体は耐火性、耐熱性に優れていることも有名です。レンガは土を乾燥させ、焼き上げている最中に中に空気孔がたくさんできます。これが耐火性の秘密なのです。加えて、炭素を含んでいないため、燃えることがありません。その結果、とても火に強いのです。レンガの外壁は、建物の周囲にこのレンガを積み上げていく形になるので、当然のごとく、建物を火から守ってくれるのです。

また、紫外線などにもあまり影響されることがありません。レンガに含まれる空気孔が熱や湿気の放出や蓄積を調節してくれるため、冬は暖かく、夏は涼しいという、なんとも理想的な空間を作り出してくれるのです。レンガ自体がいろいろなものに対して強く、建物を守ってくれるので、レンガ外壁の住宅の寿命は通常の建築物に比べてとても長いのです。

見た目の寿命も長いんです

レンガの寿命が長い理由のもう1つは、見た目の劣化が少ないことです。通常の外壁に利用されるサイディングなどはどうしてもその劣化が気になりますが、レンガはほぼ外観が変わりません。それに、年を経れば減るほどに深い味わいが増してきます。そして資産的価値が逆に上がるとも言われます。それはひとえに天然素材である土から作られたレンガが持つその独特の質感と重厚感がなせるわざなのかもしれません。

レンガ積みの外壁は他の外壁材に比べて何倍も長持ちするので、最初に金額をかけた分だけしっかりと還元されます。他の外壁材と違い、途中途中でメンテナンス費用がかかってくることがないので、長い目で見ていくと結果的に特になる、と言っても良いのではないでしょうか。新築を建てるのでも、またリフォームをするのでも、良いものを長く、を見習ってレンガの外壁にしてみることをお勧めします。

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