レンガタイルは良いとこどり?

斜め模様

外壁に何を使おう・・・。最近は土ものが流行っているみたいだから、レンガ外壁の住宅にしようか。それともメンテナンスが楽だと言われるタイルにしようか・・・。

そういえば、「レンガタイル」というものがあるようだ。煉瓦で作ったタイル、いや、タイルで作ったレンガ?一体どっち?それとも別物?なんて悩んでしまいませんか?

レンガタイルは両方のメリットどり?

どっちもいいところを取ったような名前の「レンガタイル」。それなら、これを使えば両方のメリットをゲット、つまり良いとこどりができちゃうのでは?気になったので調べてみました。

レンガタイルってそもそも何?

そもそも煉瓦タイルは何者なのか、というところから詳細に行かないと分かりませんよね。レンガタイルというのは、煉瓦の厚みを薄くして、積みあげるのではなく貼り付けるものとして登場してきたものだそうです。

この煉瓦タイルが登場した経緯として、実は震災があるようです。当時の煉瓦はシンプルに積んでモルタルでくっつけてあるだけだったため、レンガの建物は揺れに弱い、という印象を強くしました。その結果、レンガ積みは敬遠されるも、煉瓦の見た目はそのままに、ということで、コンクリートの建物にそれらが貼られるようになり、普及したようです。

タイルそのものは、その吸水性によって3種類に分かれます。煉瓦タイルはその素地の吸水率からせっ器質に分類されていたのですが、2008年に規格が変わり、吸水率5%以下のせっ器質煉瓦タイルはI類(3%以下)とⅡ類(10%以下)にまたがるものとなってしまったようです。

「レンガ」の良いところって?

さて、煉瓦の良いところは、その素地に含まれる金属等と酸素の反応により茶色なり赤茶色なりの色が出ているので、色あせしにくい、というところです。そして焼き上げているからこその耐久性が挙げられます。

また、厚みがあるために高い保温性、保湿性などを発揮してくれるため、最近では煉瓦積みの家は、北陸など寒いところで人気が高まっているようです。

「タイル」の良いところって?

タイルの良いところは、低い吸水率です。そのため、汚れがついても雨が降ればそれがきれいに流してくれるということで、セルフクリーニング作用があると言われるのです。また、タイル自体はとても丈夫で見栄えが良い、とも言われますね。

そしてタイルは貼るタイプであるため、いろいろな形を作ることも可能です。特注タイルのように、形が特殊なものを作ることもできます。これはレンガではちょっと難しい技になりますね。

「レンガタイル」の良いところって?

そしてレンガタイルは、煉瓦の外観を持つタイル、となります。厚みがないので吸水する量も少なくなります。そして通常私たちがイメージするタイルに比べると、土の香りがしてきそうな素朴な焼き上がりとなっています。

つまり、レンガタイルを使えば、煉瓦積みのような外壁を表現することも可能なのです。この素材を実際に積むのは、慣れた職人さんを探して以来する必要があるのですが、日本にはまだまだ不足しているのが現実です。

その点レンガタイルであれば、貼りつけるだけで大丈夫なので、施工できる職人さんが多いのです。乾式工法のように、壁にレールや溝を付けてそこにひっかけるようにして貼り付けて行くという方法も取れるため、比較的容易にきれいなタイル貼りの外壁を仕上げることができるのです。

結局良いとこどりできる?できない?

煉瓦は素敵だけれど、耐震性が気になる、ということで登場したことを考えればなるほど、という感じでしょうか。結果として、レンガタイルは両素材の良いとこどりができるように見えます。

唯一気になるのは、レンガは家自体に貼り付けるわけではないので負担が少ない、ということです。これはタイルのデメリットと言えるかもしれません。しかし、それがあってもなお、メリットの多いレンガタイルの外壁は今後も人気が継続しそうです。

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