レンガの外壁はメンテナンスがほぼ不要ということの真偽

外壁レンガタイル

ヨーロッパに行けば、500年前のお城などが当たり前のように建っていて、それが今でも使われているという現状を目の当たりにすることがあります。

そしてそれは大半がレンガの外壁となっています。実際今も高級マンションとして使用されている歴史的建造物になりそうな数百年前の建物も存在します。

ヨーロッパに多いレンガ外壁の家

気温の差が激しいところ、乾燥が激しいところなどは、レンガの外壁の住宅が多いように思えます。例えばバルト三国と呼ばれるラトビア、エストニア、リトアニアでは、今も美しく立ち並ぶレンガ造りの歴史的建造物が盛りだくさんです。そしてそれはどれも本当に美しいのです。いろんな色がありますが、その色もあせることなく美しい色彩を放っています。

しかしながら、ヨーロッパにはあまり外壁をメンテナンスする、という概念がないそうなのです。日本では、数年に一度は壁の吹き付けをしなくちゃ、とか、苔が生えたからクリーニングをしなくちゃ、というところがあります。実際壁を見て飛び込みで業者が「壁を掃除しませんか」等営業に来ることも多くあります。それほど、外壁のメンテナンスというのは当たり前なところがあります。

なぜレンガはメンテナンスフリーなのか

ではなぜ、レンガの外壁が多い地域では、メンテナンスという考えがないのでしょうか。それは、レンガ自体がメンテナンスフリーの素材である、と言われているからです。レンガは汚れが付きにくく、ついても大半が雨で流れ落ちてしまうというセルフクリーニング機能が高いものなのです。また、色が変わったりもしにくいので、見た目が貧相になる心配もありません。焼き物なので、日にあたっても変色しにくいのが外壁に使う物としてはうれしい点です。

何年、何百年経っても変わらない家としてレンガの外壁の住宅を好む人もいるほどですし、今現在日本では、子へ、孫へ、ということで200年住宅の勧めというのが行われているようです。日本は地震が多く、ただ積みあげているレンガの外壁の家はもろいとして震災以降あまり広がらなかったという経緯がありました。それを踏まえて、今新たに勧められているレンガの外壁の住宅は、中に鉄筋を入れており、少々の揺れにはびくともしないような作りに変えられてきています。

そのため、目地から水分が入って内側に浸透してしまい、モルタル部分に膨張などの問題が起こって、最終的にはそこからいくつかのレンガが崩れ落ちてしまうということもほぼありません。しかし、もしそうなってしまった場合は、レンガの外壁においてはその部分だけをメンテナンスする、ということはほぼ不可能ですので、どんな状態であれ、目地の点検だけは定期的に行っておくと安心なのです。

年を経て味わいを増すレンガ

レンガの外壁は、多少端っこが欠けて丸くなったり、傷が入ったりしてもそれが味わいになるという不思議なものです。年を経て円熟味を増していくというのは、まるで人のようです。大がかりなメンテナンスは不必要ですが、普段からきちんと点検をしておいて、お子さんに、お孫さんに同じ家に住み続けてでもらうことを考えてはいかがでしょうか。場合によっては、もっと先の子孫に渡すものとなるかもしれません。

住宅をきれいなまま保つため、美しいレンガの外壁という外観を守る、そのためにも、普段から点検だけはしっかり行っておくことをお勧めします。特に目地の部分は、点検を怠って放置してしまうと、大がかりな修繕につながることも多いので気を付けましょう。コーキングなどをして耐水性を高める程度で終わるので、短時間でのメンテナンスが可能となります。ほんの少しだけの注意で長くいい家をキープできるのですから、備えあれば患いなしとはまさにこのことですね。レンガの外壁の住宅がもっともっと好きになりますよう。

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