外壁タイルのデザインで何を表現したいのかを明確に

外壁レンガタイル

「外壁のデザインにこだわった建築物を作りたい」そういう注文を出すクライアントはたくさんおられると思います。こと、アトリエの建設を考えているアーティストや、アート系のイベントを行うための建築物を建てようとしている都道府県のトップなどは、他とは違う味を出すために、デザインに注目をすることがあります。そこにただ目立つような奇抜さばかりを求めるのではなく、いつまでも飽きない上質感、誰にでも愛される素朴さなどを求めることも多くなっています。

そしてその際に注文される素材の1つにレンガタイルがあります。自然の恵みである土を利用して焼きあげたレンガタイルは、その素朴な風合いと多彩な表情が大きな魅力です。同じものが焼きあがることもありませんし、天候や気候、光の当たり方によりまたがらっと雰囲気が変わります。それらもすべて計算に入れたうえで外壁タイルを決定したいところなのですが、これは誰もが簡単にできるわけではありません。

こだわりを見抜く大切さ

レンガタイルを取り扱っている住宅メーカーや、タイルを販売している会社はたくさんあるけれど、そのカタログを取り寄せてみても、膨大な量に唖然とするばかり、ということもあるでしょう。それほどに、外壁タイルの種類というのは多いのです。しかし、予算の関係上、全てがこだわりぬいたデザインになっている訳ではありません。当たり障りのないデザイン、全て同じ表情、焼き加減に仕上げられたレンガタイルには味というものがいまいち感じられません。ただ単純にレンガタイルを使いたい、という場合ならそれでもいいのでしょうが、例えば強いこだわりをもって外壁をタイルにしたい、というクライアントがいたとしたら、どうでしょうか。クライアントは、きっと自分が持つイメージをあれこれ伝えてきているはずです。それをきちんと考えることなく、何となくでごくごく平凡な一般規格品を提示したとしたら、それこそ信用を失ってしまいかねません。「やる気があるのか」と思われることもあるでしょうし、プロ意識を疑われてしまうこともあるでしょう。

「そんなこと言われても初心者だから」という言い訳は、クライアントには通用しません。そこはプロとしてしっかり調べ上げていかねばならないのです。自分だけで手に負えない、と思うのであれば、その道のプロに力を借りることだってできるのです。そして、そこからまた学びがあります。クライアントにちょうどいいチャンスをもらったと前向きに考え、今まで考えたことがなかった外壁タイルのデザインについて深く学んでみてはいかがでしょうか。

スケッチで表現してもらう

こだわったレンガタイルというのは、加減によってその焼き上がりも少しずつ異なります。同じように作ったはずのものも、微妙な違いが出るのです。光によって表情も色合いも変わります。どんな風に見える外壁をタイルで表現したいのかを明確にしておかないと、完璧な素材選びをすることさえもできません。できるならば、言葉だけではなく、簡単なものでいいので、色鉛筆などの色付きのイラストを作ってもらいましょう。いわゆるスケッチです。これをもとに、細かい説明や注文を書き込みつつ作り上げたスケッチが、本当に表現したいものに一番近くなります。この細かい詰めの作業を怠ってしまえば、双方が満足のいくものを作り出すことができません。

デザインにこだわるクライアントの場合、自分の中にあるイメージを具現化してもらい、そのうえでタイルのメーカーなどを探す、という方法がベストです。同じく、レンガタイル自体にこだわりを持っているメーカーなどもありますので、一般メーカーからのカタログの取り寄せもですが、そういう匠とも呼べるようなこだわりで素材を作っている会社に直接出向き、細かく話を聞いてみるというのもよいのではないでしょうか。

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