外壁タイルは値段の高低で選んでも成功するのか?

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戸建て住宅や、街の中に佇むいろんな店舗物件の外壁部分にきれいにタイルが並んでいるのは見ていて気持ちがよい、と思ってしまいます。ただ無機質な平らな壁になっているものよりも味があり、どことなく温かみを感じる。その思いで、外壁タイルを希望するクライアントも多いものです。それは一般の人も、企業も、国や県、市町村も同じです。

さて、この外壁タイルですが、何を基準にして選ぶべきなのでしょうか。先日、住宅メーカーの方が外壁タイルの住宅を気に入り、自分もぜひ提案してみたいので、出来るだけ安くて外壁タイルが手に入るメーカーを探しているという話を耳にしました。確かにこのご時世、出来る限り安く見栄えの良い家を建てたい、という人は多いでしょうし、県や市など公共の建物にしても、大きくお金を使って良いものを、という風潮はすたれているように思います。実際、家でも建物でもかなり低価格のものが出ており、それがよく売れているというのも現状です。

値段、見た目・・・どこに重きを置くか

しかし一方で、一生に一度しか買うことがないかもしれない大切な家はやはり隅々までこだわりぬきたい、という方もいるし、他とは一線を画したいということで、ありきたりではない建物外観にしたい、他とは違うテクスチャの外壁タイルにこだわりたい、という方もいらっしゃいます。そしてそういう方は、やはり値段ではなく実際の見た目やテクスチャの方に重きを置きます。ところが、それが現代とマッチしていないのは周知の事実です。外壁タイルを作っているメーカーさんは数ありますし、そこからカタログを取り寄せてみても、営業の方に話を聞いてみても何か納得いかない、ということが往々にして起こります。そう、一般規格品の中にこだわりを見つけるのはかなり難しいからです。「いろいろ取り寄せて検討したけれど、クライアントの希望とは違う気がする。でも予算内で納めるにはこれしかないからいいか」と妥協してしまうと、自分も住宅のプロとして納得がいかないでしょうし、実際に依頼したクライアントも、そうじゃないんだけど、と思いながらその家でずっと生活することになります。値段だけで選ぶと、ずっと「納得いかないんだけど」が付いて回ることになります。

また同様に、あまりに安いものだと予想外のトラブルに巻き込まれることもあります。外壁タイルは見栄えもよいし、汚れにくいというメリットの他、意外に重量がある、というデメリット的な部分もあります。素材は価格によってかなり変わることがあります。そこをきちんと把握しておかなければ、安いものを使って予算を抑えたのはよいけれど、地震等が起こった時に面白いほど簡単に剥がれ落ちてしまった、という不測の事態に見舞われたという声もあります。結果として、再度の施工が必要になるため、予算オーバーしてしまうのですね。はがれた外壁タイルをそのままにする訳にはいきませんから、ここは削りようがない部分になってしまいます。これでは得をしたのか損をしたのかよく分からなくなりますね。

値段の高低で選んだ結果は

値段を抑える、というのは確かに大切なことかもしれません。しかし、値段だけを見ていろんなことを決めてしまうと、結果として満足がいかないものに仕上がったり、余分な金額あ後々出てきたりということが多くなります。外壁は、数年で変えてしまうものではありません。長いお付き合いをするものですし、建物の見栄えを大きく左右するものです。そこをしっかり考えあわせた上で、価格以外の部分もしっかりと検討し、実物を目で見て、手で触れて、その外壁タイルに精通した人からの説明を受けてから決定をする、というのがよいのではないでしょうか。また、実際にその外壁タイルが使用されている建物を見る、という工程もぜひ取り入れたいものですね。

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