rc造で、外壁レンガが見直されている

外壁レンガタイル

「雰囲気のある家を作りたい」「重厚感のある家が欲しい」そういう希望がある方なら、きっと外壁にレンガを選ばれるでしょう。

しかし、本格的なレンガ積みの家があまり多くない日本では、その技術者自体が少ないとも言われます。どうしてレンガ自体があまり広まらなかったのでしょうか。

レンガはなぜ広まらなかったか

日本で有名なレンガ外壁の建物と言えば、東京駅や横浜の赤レンガ倉庫などがポンと浮かびます。昔はこのレンガは、モルタルを塗って積み重ねていく、という方法で接着されていたため、揺れに大変弱いのではないか、と言われていました。実際、震災の時には多くの建物が壊れたため、その後は耐震性の問題で建築許可がなかなか下りず、その間にどんどん外壁材が進化していったため、レンガは忘れ去られてしまった感があったのです。

今見直されるレンガ

しかし、今は違います。レンガは積み重ねて貼り付けるだけではなく、レンガの中に穴をあけて鉄筋を通したrc造にすることもできますし、rc造の壁の外側にさらにレンガを積み重ねていく二重構造のレンガ外壁、というような方法も可能となってきました。耐震性においては、レンガのデメリットはなくなってしまった状態となっています。

最近では、レンガ外壁が耐久性に富んでいるということで見直されてきています。欧米諸国では、50年、100年経っても見栄えのする味わい深い外観を保っている住宅が多いです。一番古いものであれば、イタリアには1000年前のレンガ外壁の建物が存在するそうです。rc造でもないのにしっかりと残っているのは、日本ほど大きな地震がなかったからかもしれません。そしてそれは歴史的建造物となりながらも、普通に使用されていたりします。

海外の住宅は、住みながらどんどん手入れをしていくので、古い住宅の方がかえって価値が出て、賃貸にするにもかなり高額の家賃が必要となる場合も多いのです。日本ではなかなかに考えにくいことです。

レンガ外壁はこんなにすごい

それを見習ってか、日本でも200年住宅というものを政府が勧めています。大切な家を、きちんとメンテナンスをしながら長持ちさせていこう、というものですが、そのためにはやはり、外壁はレンガが、しかもrc造になっているレンガ外壁の住宅が一番良いのではないかと思います。

レンガ外壁のメリットは、空調システムが必要ない、ということです。蓄熱性、耐熱性に富んでいるので、夏は涼しく、冬は暖かいという理想的な環境を作り出してくれるのです。外からの熱に耐え、蓄熱することで内側に熱気が入り込みません。逆に冬は、熱を逃がさず、外からの寒気をシャットアウトしてくれるのです。特に二重構造になっているレンガ外壁であれば、この効果は2倍に。そのため、北陸など寒い気候の所でこの二重構造のレンガ外壁の家が増えているのです。

レンガ自体は外界からの刺激にも強く、紫外線や雨風にも強いです。色の変化なども少ないので、いつまでも建てた当初の美しい外観を保ってくれます。目地の部分の防水等だけに気を付けておけば、いつまでも新築のような状態をキープすることができます。これはレンガやレンガタイルを使った住宅の最大のメリットで、塗装した外壁にはないものです。

レンガは今から!

あまりレンガ建築自体が日本に広まらなかったため、職人は少ない状態です。しかし、200年住宅がどんどん進んでいくであろう日本には、今からは素晴らしい職人がたくさん出て来るのではないでしょうか。設計、建築、そして施工。海外に負けるとも劣らぬ立派なレンガ外壁の家が、今後は増えて来るでしょう。

もしあなたが今からレンガ外壁の住宅を、と思うのであれば、時間がかかったり費用があがったりすることもあるでしょうが、先を見据え、確実にrc造にすることを強くお勧めいたします。

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