レンガタイルの外壁サンプルを見ながらそれぞれが考えること

外壁レンガタイル

高級感、重厚感あふれるレンガタイルの外壁は、レンガ積みよりも手軽なのに見た目が良いということで、最近では主流になりつつあります。しかし、レンガタイル、と一口に言っても実はその種類や色、形は本当にバラエティに富んでいます。

というのも、レンガタイルは型押しとは違い、本当に1つ1つ焼きあげて作る焼きものだからです。本当は、1つとして同じものを作ることはできないのだけれど、プロの技術により、同じような表情、色合いのものをうまく焼きあげるのです。

レンガタイルの外壁サンプルは必要です

しかし、レンガタイルで外壁を作ろうと思うと、ネックになるのがその価格です。レンガタイルの外壁はとても長持ちすると言われ、ほぼメンテナンスフリーだとも言われているのですが、その分、どうしても単価が高くなるのです。高い、と分かっているものをぶっつけ本番で施工してもらうというのは、実は大変に勇気が必要なことです。だからこそ、レンガタイルを外壁にする際には、実際に施工された家を見に行くツアーだったり、サンプルの提供だったりがすごく大切になるのです。

外壁サンプルを見ながらそれぞれが考えること

外壁サンプルには、業者用と個人用とがあります。個人用のサンプルは、当然希望するレンガタイル本体が送られてきます。レンガタイルがどのようなものなのかを実際に目で見て、手で触れてその良さを再確認していただいた後に決定し、施工に着手することになります。また、実際に依頼した業者が施工したレンガタイルの外壁を見ることも、方向としては可能です。業者に依頼して、いくつか家を紹介してもらい、一緒に回ってもらいます。そこで、自分が選んだ色合いがどうなのか、レンガタイルで外壁を全部覆ってしまうのか、部分的に使った方が理想的になるのか、などを確認します。

そして業者側、プレゼン側ではサンプルを見ながら別のことを考えているのです。1平方メートルぐらいの外壁サンプルを手に入れて、その目地をどうするか、ということも考える必要があるのです。レンガタイル自体は水をはじく加工がなされているし、雨とともに汚れを流してしまうというメンテナンスフリーという強みがあります。しかし、目地はそうではありません。目地自体は、土台と同じ、モルタルを使っていることが多いです。水とセメントと砂で作ったものですから、長いこと雨風にさらされていると、当然詰まっていた中身が少しずつ流れ出してしまうのです。そして蜂の巣状になってしまう、ということがあります。

レンガタイルの外壁サンプルを見ながら、目地について考える

ですから、この目地の部分をどうするか、上からどのようなコーティングをするか、などが大きな論点です。外壁サンプルを見ながら、どの程度まで目地を埋めるのか、などを考えます。この目地の部分をしっかり加工しておかないと、土台が弱ってしまう危険性もあります。そして、ただ隙間に目地をぎっしり詰め込んで終わり、ではなく、外観がどのようになるかもしっかり計算しないと、せっかくのレンガタイルの高級感や味わいが薄れてしまいます。

レンガタイルの外壁を作る際には、レンガタイル外壁サンプルをしっかりと参照し、色合い、風合いともにこれ、というものをとことんまで追求した方が良いと思います。この先何十年も確実にお付き合いしていく外壁です、こんなはずじゃなかった、という思いを抱いたまま30年過ごすのは辛いことこの上ないはずです。ですから、サンプルに手を触れ、いろんな角度から光を当てて色合いをチェックし、もしあれば同じようなタイプのレンガタイルを使っているところを回って最終確認をする、という方法がベストでしょう。施主と建築家と業者、それぞれがそれぞれの目線から最良の選択をするためにも、外壁サンプルは私たちに欠かせない大切なものなのです。

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