レンガを外壁に使用する際に画像のみを参考にするのはやめましょう

外壁レンガタイル

皆さんは、画像だけを見て何かを選んで失敗したことはないでしょうか。カタログやホームページの画像を見て「この色がいい」と思って選び、実物を手にした時に「こんな色のはずではなかったということが、です。

人の目というのは、実は色の濃淡というものが正確に記憶できないそうです。これはジョンズ・ホプキンス大学の研究グループによって検証された事実です。ですから、画像を見ただけでイメージで選んでしまうと失敗することがあるのです。

レンガの本当の色は、画像では判断できない

実は、色による勘違いや失敗は、レンガにおいてもよくあることなのです。経年や紫外線等による色の変化が他の外壁に比べて出にくいと言われるレンガですが、季節や時間帯、湿度による微妙な色の違いは逆に起こりやすいのです。

その理由は、レンガ自体が自然素材を使った土ものだからです。レンガは、濡れた靴の下に置いておくといいと言われるほど吸湿性が高いものです。当然空気中の湿気を吸い込みます。そのため、気候によってその色合いが変わって来るという訳です。ですから、レンガを外壁に使う際に、カタログの画像やホームページの画像だけを見て選ぶと、実物を見たらどうも色合いが違う、ということが起こりやすくなるのです。

ですから、レンガを選ぶ際には、どの状態の色が理想なのかをきちんと考えた上で選ぶ必要があります。そのためには、すでに施工されているレンガの外壁をいろいろ見てまわり、参考にするということがとても大切になります。

焼き加減によっても変化するレンガの色

また、それ以外にもレンガは焼きものですから、その焼き加減によっても色合いが変化することがあります。焼きにも、酸化焼成と還元焼成、というものがあります。酸化焼成の方は窯の通気性を良くして酸素を取り入れることにより、材料に含まれている金属類の酸化による色の変化が出ます。比較的同じような色合いに焼きあげやすいものとなっています。

ところが、還元焼成の方は予測がつかないような変化をすることがあります。それは、気候や湿度、酸素の量などの条件が少しでも異なると、表に出る色合いががらりと変わってしまうからなのです。色むらの具合も、その時によって、レンガ1つ1つでかなり違ってくることもあり得るのです。

そのため、画像で判断すると実際には「何か違う」というものになったりもするのです。ですから、レンガで外壁の施行をお願いする場合には、いろんなレンガの外壁にしているお宅を見て回ることも大切ですが、サンプルをいくつか取り寄せてみて確認するということも必要になります。そうすることによって、レンガの色合いは思っている以上に異なるものである、というのが納得できますし、実物が目の前にあることにより、色のイメージの違いというものが出にくくなります。

目地の色も重要です

そして、もう1つレンガを選ぶ際にチェックしておきたいのが、目地の部分の色です。画像だとレンガだけ、ということもありますが、実際にレンガの外壁を作る際には、目地も必要となります。その目地の色合いによって、レンガの色の見え方も変わります。これは色の組み合わせ方によって明るく見えたり暗く見えたりする作用があるからですね。

これらも考慮すると、画像だけで外壁に使うレンガを決めるのは少し不安が伴います。また、自分の目だけで見るというのも、色の識別や記憶の関係から若干不安がありますので、施主、そして住宅メーカーの担当、建築家の方など、いろんな人の目を借りてみましょう。また、このような色合いが、というのはきちんとスケッチ等で表現してみるとイメージがしやすくなります。画像のみに頼らず、自分の足で歩いて目で見て、納得いくレンガをチョイスして、理想的な外壁になるようにしてください。

広告