外装タイルを貼るなら接着剤は何がいい?

何で貼る?

外装タイルがちょっと剥がれた、という時、「この程度なら自分で貼れるのでは」と思うことがあると思います。そんな時、どの接着剤を使ったらいいのか知っておくととても便利です。

外装タイルには壁用、床用などがあり、それぞれ貼り方も、ベストな接着剤も異なります。例えば床用であれば、あまり硬度が高いとすぐに割れてしまいそうですよね。弾力がある方が安心です。

そして壁用であれば、できる限り水分がしみ込まないようなものを選びたいものです。雨が降るたびに水がしみ込んで重くなり、壁に負担がかかってもいけません。

そのようなことを考慮してあれこれ試した結果これが最高、というものをお伝えしたいと思います。

接着剤ってそもそも何があるの?

外装タイルをコンクリや合板などの土台に貼り付けるための接着剤はたくさんあります。その中から今回は施工の際に使われることの多いモルタル、外装床材によく使用されるという弾性接着剤タイル専用と謳われた接着剤について検証していきたいと思います。

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モルタルの特徴って?

外装タイル用の接着剤として一番有名なのはモルタルです。これを接着剤として使用します。モルタルとは砂とセメント、そして水を混ぜて作るものです。水が入っているため、完全に乾くまでに時間がかかりますが、広い範囲を一度にカバーできるので部分貼り用というよりは、最初の施工の際に使われることが多いです。

ちなみにこのモルタルを使った施工方法は湿式と呼ばれるものになります。完成までに時間がかかるけれど、比較的自由にデザインできるので、特殊な形のものをプラスしたい、デザイン性を高めたい、という場合にはこれがお勧め。

金額も比較的安価で、例えば水さえあれば、あとは混ぜるだけで簡単にモルタルができるようなタイプのものは10キロで500円程度です。はがれたタイルの修復程度なら数円で済んでしまうかも・・・。

モルタルを使った上手な貼り方は

モルタルはセメントを水で練って作ったものです。水分が多く含まれるため、乾燥までに時間がかかってしまいます。いったん土台を作り、養生させて内部を乾燥させてから、もう一度その上に接着剤としてモルタルを塗ります。

土台自体がサイディングボードなどであれば、目地の部分を埋めたりするだけでOKです。段差が付かないようにきれいにしたら、その上にモルタルを塗っていきます。薄く均一になるように塗り、タイルをその上に並べていきます。

モルタルを厚く塗ると乾燥までの時間はかかりますが、デザイン性が高くなります。乾燥してしまうまでにきちんと外装タイルを貼り終えるようにしましょう。

モルタルは硬化してしまうため、あまりに重たいものが乗ると衝撃を吸収できず、割れを招いてしまいます。あまりに重たいものが乗るような床部分には使わないか、はたまたしっかり補強をしておくかどちらかがが必要になってきます。

弾性接着剤の特徴って?

内外装どちらも使えるのが弾性接着剤というものです。この弾性とは、力を加えると変形、力を抜くと元通りになるゴムのような性質のことです。

高い接着力があるのでタイルが剥離する確率を下げてくれます。成分は主に変形シリコーン系とウレタン樹脂系となっています。特にシリコン系は加重にも強いので外装床タイルの補修にも使いやすくなっています。

耐水性、耐熱性などの耐久接着性に優れているので、雨が直接当たるような所にも大丈夫。混ぜる手間も必要ないため、パッケージから出してすぐに使えるのが最大のメリットです。

弾性接着剤を使った上手な貼り方は?

木槌でトントン
引用元・タイルライフ http://www.tilelife.co.jp/topics/tile_technique/

モルタルに比べて内部硬化が遅い弾性接着剤。確実に乾かすためにはしっかりと養生期間を確保できるようにしなくてはいけません。接着剤だから大丈夫、とばかりに短い工期の予定にしておくと、きちんと乾かないままになってしまうので、タイルの剥離などが起こりやすくなってしまいます。

また、タイル自体が大きかったり重かったりするとその重さでズレてしまう可能性もありますし、粘度が落ちてしまうことも多いので、大きいタイルを使う場合は別の接着剤の方が安心です。

タイル専用の接着剤の特徴って?

タイル専用の接着剤として「タイルメント」というものが売られています。その主成分は合成樹脂系エマルションと呼ばれるものです。これは陶器質、磁器質のタイルを下地に接着するのに適したものとなっています。

先ほどモルタルを接着剤として使う、という話をしましたが、モルタルは下地としても優秀なものです。外装タイルを貼る際の下地として塗布しておき、接着自体はこのような専用の接着剤で行う、ということも可能になります。

同じく専用の接着剤で、ちょっとした補修にぴったりのサイズのものもホームセンター等でよく販売されています。少量が入って使いやすいチューブタイプが多くなっています。セメダインなどが代表的なメーカーでしょう。

タイル専用接着剤を使う際のコツは?

モルタル下地の上に外装タイルを貼る場合は、モルタルがしっかり乾燥しているのを確認します。ボードなどであれば、きちんとフラットになっているか等を確認しましょう。目地などが入っているものは埋めた方がよいでしょう。

そして接着剤を、モルタルを塗る用にコテで均一に塗ります。大体30分以内に貼り終えることができる面積を計算してその広さにだけ塗るようにします。そこにクシ目を他て、そこにタイルを埋め込むようにして貼り付けます。

最後にしっかり叩き込んでください。叩く、という作業がタイルを均一に貼るための重要な作業になります。もちろん、タイルが割れない程度に、です。そしてしっかり乾くまで1日以上置くと完了となります。しっかり乾かすのもポイントです。

外装タイル、壁用はどれがいい?

適材適所

剥離して落ちてきたら大変な壁用の外装タイルは、専用の接着剤がベストです。できるならばモルタルできれいに下地を作り、乾燥させてからそこに接着していくと剥離を防ぎやすくなります。

モルタルを均一に塗り、乾燥させてから再度接着剤程度にモルタルを塗り、その上から貼り付けていくというのが本来のやり方だったのですが、今は接着剤の種類がかなり増えていて、「こんなものまで!」と言いたくなるようなものもあります。

外装タイルにトラブルが起きた場合には、土台に雨などの水分が後々しみ込まないように、目地の部分をしっかり防水コーキングしておくことを強くお勧めします。これは他のものも同様です。

外装床タイルにはどれ?

床タイルには、弾性接着剤がお勧めです。モルタル同様広く塗ることができますし、ある程度の荷重がかかってもそれがクッションとなってくれるので、タイルの割れなどを予防することができます。

実際水にも強いので、業者さんが施行する際にも、こちらがよく使われるようです。弾性と言われると、足の当たりも心地よそうな気がしてしまいますね。

補修用にぴったりなのは?

ちょっとした補修に便利なのはやはり専用接着剤のチューブタイプでしょう。これをタイルの裏に丸く塗り、貼り付けていきます。

無理に押し込むのではなく、四隅を木槌などで軽くたたきながら均等に押し込んでいくと接着剤がきれいに広がり、余分があまり出ないため浮かずに済むのです。

きちんと貼れているのか確認するためには、2mおきに1枚タイルをはがしてみて、裏側をチェックするといいそうです。7割にちゃんと接着剤がついていれば大丈夫、ということです。

適材適所って大事なのです

やはりそれぞれのタイルや土台の種類、そして壁、床などの場所によってそれぞれぴったりのものが異なってきます。ここを見極めて使うことにより、きれいでトラブルのない状態を長持ちさせることができます。レンガタイルについてもっと詳しく知りたい方は、メルマガ登録をしてみてください。あなたにピッタリの専門的な情報が届きます!

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