レンガ外壁の住宅の良いところ

茶色いおうち

まだまだ日本にはなじみの薄い、レンガ「積み」の住宅。皆さんは、レンガの家がどのように作られているかご存知でしょうか。まるで花壇を作るように、レンガをただ積みあげていくだけ、というイメージがないでしょうか。

実際には木造住宅のまわりにレンガを積みあげていくのです。そう、倉庫のようにレンガだけをどんどん積みあげていくのではなく、内側にもう1枚ちゃんと壁があるのです。ですから、リフォームにも最適なんですね。

実際東北の方では、今ある住宅の外側にどんどんレンガを積み、鉄筋を入れてレンガ外壁の住宅にしていく、という形が増えつつあります。そのために中が鉄筋を通しやすい形の空洞になっているオリジナルレンガを作成している業者さんも増えています。

レンガ住宅の良いところ

そんなレンガ外壁の住宅の良いところ、それはやはり他の外壁の家に比べると劣化しにくいので、維持管理費が安く、末永く住むことができるということではないでしょうか。例えば、今主流のサイディング等に比べると、環境問題となっている酸性雨や強い紫外線から受ける劣化、変色などの影響がかなり少なくなります。

そのため、通常であれば長くても10年程度のサイクルで行われる外壁のリフォームが不要となるのです。必要なのは、目地の部分の補修です。この部分のコーキングがはずれて水がしみ込んでいくようになると土台に劣化が生じますので、ここは必要です。こまめに点検やメンテナンスをしておくことにより、レンガ外壁の住宅は子どもや孫の代になっても安心して住むことができるものとなるのです。

その他にも保湿性、保温性、断熱性、遮音性などがそれぞれ高いので、いろいろな面でとても快適に過ごすことができる作りとなっています。夏は涼しく、冬は暖かく、子どもがいくら暴れても外に響かない、まさに理想的な作りの言えとなるのです。

ここに注意

しかし、注意点が1つあります。他の外壁材と違ってメンテナンスの必要がないということは、基本的にリフォームや取り換えなどに対応した作りになっていない、ということです。そのため、最初に徹底して計画を作っておかないと、例えばサッシの交換。簡単に取り外し可能な構造にしておかなければ、その交換のためだけにまた足場を組んであれこれする必要が出てきてしまいます。

そうすれば当然、費用がかかりますよね。せっかくメンテナンスの費用がかからないのにここで余分な費用や手間がかかってはせっかくのレンガ外壁の住宅の意味がありません。とはいえ、これはレンガ住宅についてよく分かっている設計士さんや業者さんに頼まないと気が付かないかもしれません。最初にきちんと確認をしておきましょう。

本末転倒を防ぐには

また、細かく設計をしてレンガ積みをしていかないと、例えば屋根の部分や軒裏などで塗装をしないと見た目に問題が出ることがあります。そうするとまたサッシ同様、足場を組んであれこれ、となるので「最初にしっかり費用がかかったのに、結局メンテナンスにも費用がかかるじゃないか!」ということになってしまいます。

細部にこそこだわりを

レンガ外壁の住宅のメリットは計り知れないものがあります。しかしながら、そのためには最初に細かい点までしっかりと設計し、設定をすることが不可欠です。そして丁寧に作り上げていくからこそ、初期費用がしっかりかかるのです。高いものだからきっと大丈夫、というふうに思わず、高いからこそ、細かい点まで注意を払っていきたいものです。

余談ですが、お金持ちは大きな金額をポンと出すことは厭わないそうです。しかしながら、逆に小さなお金に関してはよく考えて出すのだと。小さな部分にしっかりとこだわっていけば、結果として大きなお金を出しても後悔する結果にはならない、ということの現れではないでしょうか。

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