レンガの外壁のネックはその初期の価格にあり

外壁レンガタイル

家の外観を大きく左右する外壁。その外壁に何を使うかというのは、施主の好みに大きく偏るところとなります。

今は外壁材の種類もかなり豊富になり、目移りしてしまうところです。古き良き時代の物の再来ということで、モルタルや塗り壁の人気も高まっているようです。古民家カフェの人気なども影響しているところもあるのではないでしょうか。

根強い人気、レンガの外壁

しかし、やはり根強い人気を誇るのがレンガの外壁です。土ものならではの温かみと素朴さ、そしていつまでたっても変わらないその風合いと重厚感は、他の物にはないものとなります。本当にレンガを積み上げて作ったもの、レンガをスライスしてモルタルで貼り付けたもの、軽量レンガタイルを上手に使ったものなどさまざまですが、どれもそれぞれの良さがあります。

また最近ではサイディングでレンガ風、というものにも人気が集まっています。こちらは吹き付けた後に型押しによって作るもので、手軽にレンガ調の外壁を楽しめるものとして人気も上がってきています。また、レンガとタイル、塗り壁を組み合わせたものなどもデザイン性があるとして人気が出ています。

レンガの外壁のネックとなる価格

さて、レンガの外壁ですが、実はランキングにしてみるとその人気は意外にも低いのです。それは、その価格がネックとなっているのです。外壁をレンガ仕様にすると、どうしても初期の価格が跳ね上がってしまうのです。まずレンガ自体が天然素材を使った焼きもので、手間がかかるということ。割れてしまう可能性もあるので、多めに発注する必要がある、ということ。そして、施工するのにも、壁を一度作ってその上からレンガを張りつけたり引っ掛けたりしていくので、二度手間になる、ということなどが挙げられます。

もし本格的なレンガ積みの外壁にしようと思えば、職人さんを探す必要性まで出てきますので、貼り付け、引っ掛けなどに比べると格段値段は跳ね上がります。日本では結局海外ほどレンガ積みの需要がなかったため、手軽にできないものとなっているのが問題なのでしょう。

しかし、レンガの外壁のメリットは多大にあります。何より、年を経てもその見た目がほぼ変わらないということです。塗り壁、サイディングなどの拭き付けは経年劣化が目立つので、途中で塗り替えなどのメンテナンスが必要となります。それが5年から10年に1回となり、大きな出費となります。そこまで考えていなかったという人も結構いるようです。

途中のメンテナンスを考えると、レンガの外壁の価格は妥当

その点、レンガやレンガタイルはその必要がほぼありません。目地の部分のメンテナンスは定期的的な点検等が必要になりますが、吹き付けに比べれば微々たるものです。レンガやレンガタイルの外壁は、最初の価格は他のものに比べると2倍、3倍となることもあります。しかし、後々かかる費用が低い、というので結果として他と同じくらい、もしくはさらに得になるのではないか、という感じになります。

経年劣化もしにくい上、汚れも付きにくくなっています。セルフクリーニングをしてくれるレンガ、レンガタイルならではです。実際、セルフクリーニング作用があるレンガ積みの建物が多いヨーロッパ諸国では、壁をクリーニングするという観念もあまりない、と言われています。

初期の価格設定を見て、レンガの外壁を断念する方もいるかもしれません。しかし、途中である出費などを考慮してきっちり予算を組んでしまえば、最終的には安くつくことも多いのです。その風合いのすばらしさは、年を経るごとに味わいを増していきます。実際、レンガの外壁にしたお宅では、年を経るごとに満足感が高いというのは意外に知られていない事実かもしれません。10年、20年経つころには、その価格にも納得、といったところでしょうか。

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